🧅 玉ねぎの育て方 完全ガイド|品種比較・栽培カレンダー・保存のコツ・病害虫対策
玉ねぎは保存性抜群で一年中使える万能野菜。 秋植え・春植えどちらも可能で、畑はもちろんプランターでも挑戦できます。 本ガイドでは品種比較・地域別栽培カレンダー・植え付け・収穫・長期保存方法までを徹底解説します。
📖 目次
🧅 品種比較(早生・中生・晩生)
玉ねぎは品種の熟期によって特徴や保存性が異なります。
品種 | 特徴 | 保存性 | 収穫目安 |
---|---|---|---|
早生 | 甘みが強く水分豊富。春〜初夏に収穫。 | 低い(すぐ食用向き) | 4〜5月 |
中生 | バランス型。甘みと保存性の両立。 | 中程度 | 5〜6月 |
晩生 | 身が締まり保存性抜群。カレー・煮込み向き。 | 高い(半年以上保存可) | 6〜7月 |
💡おすすめ:保存性のある晩生品種を中心に、早生との組み合わせで長期間楽しめます。
📅 地域別 栽培カレンダー
- 北海道・寒冷地:春まき中心(4月播種→9月収穫)
- 本州中部〜関東:秋植え中心(10月定植→翌年5〜6月収穫)
- 関西・四国・九州:秋植え(9〜11月定植→翌年5〜6月収穫)
👉 一般的には秋植えが主流。苗は9〜11月に植え、翌年初夏に収穫します。
🌍 土作り・畝設計・プランター条件
- pH:6.0〜6.5(弱酸性〜中性)
- 元肥:堆肥2kg/㎡+化成肥料(8-8-8)80g
- 畝幅:60cm、株間12〜15cm。
- プランター:深さ30cm以上、60cmプランターで10株程度。
🌱 苗づくり・植え付け手順
- 苗:草丈20cm・葉4〜5枚が適苗。
- 植え付け:深植えはNG。白い部分が少し見える程度で浅植えに。
- 定植時期:地域に合わせて9〜11月が基本。
🌿 栽培管理(追肥・水やり・中耕)
- 追肥:定植1か月後と冬越し後(2〜3月)に化成肥料。
- 水やり:乾燥に弱いが過湿もNG。畑は自然雨で十分、プランターは乾燥時のみ。
- 中耕:冬の間は軽く土寄せして霜害防止。
🦠 病害虫と対策
- ベト病:葉に黄色の斑点。→ 風通し・水はけ改善。
- ネギアブラムシ:新葉を吸汁。→ 防虫ネット・早期捕殺。
- ネギコガ:葉を食害。→ 寒冷紗で物理防除。
⛏️ 収穫のタイミングとコツ
- 葉が倒れて7割以上が黄化したら収穫適期。
- 晴天が続いた日に収穫すると貯蔵性が高まる。
- 収穫後は1週間ほど吊るし干しして乾燥。
📦 保存方法(長期保存のポイント)
- 風通しの良い日陰でネット吊り保存。
- 冷暗所で常温保存すれば3〜6か月保存可能。
- スライスして冷凍保存も可能(調理向き)。
💡ポイント:収穫後すぐ食べる新玉ねぎは甘く、保存玉ねぎは煮込み料理に最適です。
🍴 おいしい食べ方とレシピ
- 新玉ねぎ:スライスしてサラダ。
- 保存玉ねぎ:カレー・煮込み料理。
- オーブン焼き:丸ごとホイル焼きで甘みUP。
❓ 玉ねぎ栽培のよくある質問(FAQ)
Q1. 苗が小さいまま冬を越してしまいました…
A. 適期より遅植えや肥料不足が原因。春に追肥すれば持ち直す場合もあります。
Q2. トウ立ち(花が咲く)の原因は?
A. 苗が太すぎると春に花芽分化しやすいです。適苗選びが重要。
Q3. プランターでも育つ?
A. 深型プランターなら栽培可能。株間を狭くすればミニ玉ねぎとして収穫できます。
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