🧅 ネギの育て方 完全ガイド|長ネギ・万能ネギ・分けつ性の違いと地域別カレンダー
ネギは和食に欠かせない香味野菜で、薬味から鍋物まで幅広く活躍。 種類によって「長ネギ(根深ネギ)」「葉ネギ(万能ネギ)」「分けつネギ」に分かれます。 本ガイドでは品種比較・栽培カレンダー・土寄せのコツまで詳しく解説します。
🧅 品種比較(長ネギ・万能ネギ・分けつネギ)
ネギは大きく3タイプに分けられ、栽培方法や利用用途が異なります。
タイプ | 特徴 | 用途 | 収穫目安 |
---|---|---|---|
長ネギ(根深ネギ) | 白い部分を長く育てる。寒さに強い。 | 鍋物/焼きネギ/味噌汁 | 播種後180〜240日 |
葉ネギ(万能ネギ) | 分けつ性あり。葉を繰り返し収穫。 | 薬味/炒め物 | 播種後60〜90日〜随時 |
分けつネギ | 株が自然に分かれ、株分けで増やせる。 | 家庭菜園向き | 播種翌年から随時 |
💡迷ったら:初心者は万能ネギから挑戦!プランターでも簡単です。
📅 地域別 栽培カレンダー
- 寒冷地:3〜4月まき → 翌春収穫(長ネギ)
- 関東・中部:2〜4月/9月まき → 秋〜翌年収穫
- 関西・四国・中国:2〜4月/9〜10月まき
- 九州・沖縄:秋まき中心。周年栽培も可能。
👉 長ネギは越冬栽培、万能ネギは短期収穫と用途に合わせて選びましょう。
🌍 土作り・畝設計
- pH:6.0〜6.5
- 元肥:完熟堆肥2kg/㎡+化成肥料80g
- 畝:深溝植え推奨。条間30cm・株間10cm。
- 長ネギは後から土寄せで白根部を伸ばす。
🌱 種まき・苗づくり
- セルトレイに1穴3〜4粒まき。本葉2〜3枚で間引き。
- 苗長さ20cm程度で定植。
- 万能ネギは直播きも可能。
🌿 栽培管理(土寄せ・追肥・水やり)
- 土寄せ:長ネギは30〜40日ごとに行い、白い部分を伸ばす。
- 追肥:月1回、化成肥料20〜30g/㎡。
- 水やり:乾燥を嫌うため適度に潅水。
- 除草:草に弱いため、こまめに除草。
🦠 病害虫と対策
- ネギアブラムシ:葉に群生 → 防虫ネット。
- ネギハモグリバエ:葉に白い筋 → 被害葉除去。
- さび病:赤褐色斑点 → 風通し確保、株間を広げる。
⛏️ 収穫のタイミング
- 万能ネギ:播種後60日〜随時収穫。
- 長ネギ:播種後180〜240日。白根部が30cm以上になったら収穫。
- 分けつネギ:翌年から株分けで増やしつつ収穫。
📦 保存方法
- 新聞紙に包み冷暗所で数日。
- 立てて保存すると鮮度が長持ち。
- 刻んで冷凍保存も便利。
🍴 おいしい食べ方
- 万能ネギ:薬味・冷奴・ラーメンに。
- 長ネギ:鍋物・焼きネギ・煮物。
- 分けつネギ:薬味や炒め物に便利。
❓ ネギ栽培のよくある質問(FAQ)
Q1. 白い部分を長くするコツは?
A. 定植を深くし、定期的に土寄せをすることが必須です。
Q2. プランターでも長ネギは育てられる?
A. 深さ30cm以上のプランターなら可能。ただし白根部は短めになります。
Q3. 連作障害はある?
A. ネギは比較的連作に強いですが、病害虫回避のため2〜3年おきの輪作がおすすめです。
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